都落ち女子大生の日記

都内の大学に通うも体調不良により就職活動中断、1年の休学を決断、そして田舎へ帰るのであった。

酷暑の中でひっそりと

 

東京の一人部屋から実家へ戻りはや3日。

なんとものどかなモラトリアム延長戦が始まった。

 

 

大学入学と共に上京し、はじめての一人暮らし、都会の街、マンモス大学、サークル活動、バイトにあそびにお酒にダーツにカラオケオール。ひたすらに自由でヒマで無駄で、しかし何にも変えられない有意義な時間が流れていった。とってもはやいスピードで進んできたけど、いつの間にかいまは一時停止のコマにいる。

 

同学年の他の子は一つ前の「内定獲得!就活終了!」のコマにいて、二つ三つ前には「卒論発表終了!」とか「卒業旅行!」のコマがあって。もうそこに立っている子もたくさんいる。私をとばして次のターンが始まれば、みんなは「社会人1年目!」のコマにせーので進んでいく。

 

1年間の休学、私ははじめてみんなの背中を見送る選択をした。といってももう春学期は終わるので実質半年とちょっとだけど。

 

この空白の時間を目の前にして、何とも言えない漠然とした不安と希望と、、、、、

と言いたいところだが実際は特になにも感じていない。無に近い。もっと解放されたり逆に意欲がわいたりするものかと思っていたけど、食べたいものも行きたいところも目指すものもない日々の中にいる。

 

かといって落ちこんでいるわけでもないしなあ。親はとっても扱いにくいだろうね

娘に有意義な休学期間を遅らせようと地域のボランティア、就活塾、資格取得をさりげなくすすめてくる母と、気にしていないようで気にしているが口下手なので特に何も言わない(言えない)父親。その間にいるアトピー赤ら顔の成人済み娘。

 

 

今回は帰省とはちがう。ここでまた生活をするのだ。

起きてごはんを食べて汗をかいて寝る。これを規則正しくすることが第一目標。

そんなところまで堕ちているし、そんなことが一番大事なんだと今ではわかっている。

 

 

追々就活解禁から現在までの状況と心境の変化もここにつづれたらいいなと思います。

 

今の気持ちをどこかに残しておかないと全部無かったことになって、またふりだしに戻ってしまうので。この広いデジタル空間に少しは私のスペースもあるだろうと、少しずつ書いてみることにします。

 

 

 

20180721